手足のしびれ
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首や肩を動かすたびに手がしびれてしまう。
手がしびれて、荷物が持てない。
手先に力が入らない。
文字が書きづらい。
しびれが強く、なかなか眠れない。すぐに目が覚めてしまう。
足がしびれて、歩くのが億劫になってしまう。
足がしびれて、立ち上がるときにふらついてしまう。
立ち仕事をしていると、すぐに足がしびれてしまう。
足の感覚がない。
地面に足がついている感じがしない。 -
手足のしびれにおける当院の考え
手足がしびれる代表的な原因として、頸椎や腰椎のヘルニア・斜角筋症候群・梨状筋症候群が挙げられます。
頸椎や腰椎のヘルニアは、椎骨と椎骨の間にある椎間板というクッションのような役目をしているものが変形してしまうことを言います。
その変形した部分が神経に触れてしまい、手足にしびれを生じさせてしまいます。頸から鎖骨にかけて前斜角筋・中斜角筋というものがあります。この2つの筋肉と鎖骨で三角形を形成していて、その三角形に腕にのびる神経の束や血管が通っています。
前斜角筋・中斜角筋が緊張を起こすと三角形が狭くなり、神経や血管を圧迫してしまい、手にしびれが出てしまいます。
これが斜角筋症候群です。骨盤(仙骨)から足の骨(大腿骨)にかけて梨状筋というものがあります。その下に坐骨神経が走行しており、梨状筋が緊張してしまうと、坐骨神経を圧迫してしまいます。
そして、足にしびれが出ます。これが梨状筋症候群です。その他にも、筋肉が緊張することで神経を圧迫してしまい、しびれを生じることがあります。
また、脳の病気からしびれを起こすこともあります。
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手足のしびれを放っておくとどうなるのか
手足のしびれが生じる原因として、神経の圧迫が考えられますが、同時に血管も圧迫されていることが考えられます。
手足のしびれを放置すると神経や血管を圧迫し続けることになります。
するとどうなってしまうでしょうか?感覚がどんどん低下します。
最悪の場合、手足を切断しなくてはいけなくなります。
間歇性跛行(歩行中にしびれるような痛みが現れて歩けなくなる)などの歩行障害を持つ人が対処をしなければ、
5年後には30%の人が命を落とし、4%の人が足を切断するという衝撃的な事実も報告されています。また、手足のしびれの原因として、脳の病気も考えられるので、
脳梗塞や脳出血の症状が進んでしまうことも考えられます。 -
手足のしびれの軽減方法
頸椎や腰椎のヘルニアが原因の場合、その変形してしまった部分が神経に触れなくなれば、しびれは消失します。
重度のヘルニアの場合は手術をして、変形してしまった部分を取り除きます。
他には筋弛緩薬・非ステロイド性消炎鎮痛薬などを使用して痛みを軽減させたり、ステロイド薬や局部麻酔の神経ブロックをしたりします。軽度のヘルニアの場合は、セルフケアとして、ストレッチがあります。
デスクワークなどで同じ姿勢をとり続けてしまうと、筋肉が緊張したままになりやすくなります。
股関節などのストレッチを行うことで、下半身の筋肉の緊張がほぐれ、血流が促進されます。
また就寝時や起床時に、寝たままの姿勢で膝を抱える・伸ばすという動作を反復して行うことで、
腰周りの筋肉を鍛えて腰への負担を軽減させることができます。また、ヘルニアは普段の生活習慣や姿勢の悪さから引き起こされるものが多いため、
正しい姿勢に矯正することも必要です。斜角筋症候群や梨状筋症候群は、筋肉の緊張が原因で手足のしびれが起こるので、
その筋肉の緊張を解けばしびれは軽減されます。 -
お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
当院で手足のしびれ軽減におすすめする施術メニューは骨盤矯正です。
身体の歪みは骨盤・骨格が歪むことで起きてしまいます。
身体が歪んでしまうと、骨に付着している筋肉に負担がかかります。
前に説明している通り、筋肉の緊張で手足のしびれが起こることが多く考えられます。
骨盤矯正をすることで、骨格が整い、筋肉の負担が減ります。
よって、筋肉の緊張がゆるみ、しびれの軽減に繋がります。また、骨盤矯正を行うことで、脊椎の配列も整います。
頸椎や腰椎のヘルニアは脊椎の歪みによって起こるので、骨盤矯正で軽減することができます。また、鍼療法も手足のしびれに対しては有効です。
鍼は深部の筋肉を緩めることができます。その他、電気やストレッチも効果的です。
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軽減するために必要な施術頻度は?
骨盤矯正の場合、最初は週に2~3回が理想です。
長年にわたって歪んでしまった身体なので、施術してもすぐに元の骨格に戻ってしまうため、こまめに施術する必要があります。鍼や電気、ストレッチについても同様です。
もちろん、毎日施術しても構いません。