自律神経
だるさやめまい
慢性的な疲労
偏頭痛
動悸、ほてり、不眠
便秘、下痢、微熱
耳鳴り、手足のしびれ
口やのどの不快感
記憶力や集中力の低下
イライラ、不安感、疎外感
落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になる
感情の起伏が激しい、あせりを感じる
不安感や恐怖心におそわれる
自律神経失調症に対する自院の考え
自律神経失調症が起きてしまう原因として自律神経の乱れが考えられます。
自律神経の乱れを起こしてしまう要因がストレス、生活習慣、ホルモンバランスです。
まずストレス。
ストレスを感じる度合いは人によりさまざまです。また、その要因も多様化しています。
ストレス要因は個人差が大きく、体質、性格、対処法や考え方なども関与すると考えられています。また自覚なく、無意識のうちに無理をしている状態になっている場合もあります。
次に生活習慣。
私達の体は自らの体を環境に適応させ、安定させるための「ホメオスタシス(生体恒常性)」という自然に備わった機能を持っています。昼間には交感神経の働きが活発になり、逆に夜には、副交感神経の働きが活発になる、というサイクルが、通常の生体リズムです。
睡眠時間が短かったり、食事をとる時間がバラバラだったり、運動不足だったり。すると生体リズムが崩れ、夜もずっと交感神経が活動的になってしまい、副交感神経への切り替えが上手くできなくなります。結果的に自律神経の乱れが起こってしまいます。
最後にホルモンバランスです。
自律神経とホルモンは強い関連性があります。
特に女性はホルモンの変化による影響を強く受けます。月経による周期的なものがあります。また妊娠や出産によってもホルモンの変化が起こりますし、更年期など年齢によるものもあります。
自律神経失調症が、女性に多く見られるのは、このためです。
当院ではこの3つの要因を取り除くことが、自律神経の乱れを治し、自律神経失調症の改善になると考えています。
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
自律神経失調症を放置するということは、自律神経が乱れたままになっているということです。すると更なる疾患を引き起こしてしまう恐れがあります。
1つ目がストレスや過労が原因となる胃炎の神経性胃炎です。
神経性胃炎の症状としては、胃酸が過剰に分泌されてしまい、喉の詰まった感じや胸やけ、胃痛、胃もたれといったものが挙げられます。
2つ目がメニエール病です。
内耳のリンパ液に異常が生じることで、激しいめまい、片耳だけの耳鳴り、難聴の3つの症状が同時に引き起こされます。強い吐き気や嘔吐に悩まされる方が多いです。メニエール病を放置すると耳鳴りと難聴が進行してしまいます。
3つ目が過敏性腸症候群です。
腸のぜん動運動の異常によって腹痛を起こし、慢性的な下痢や便秘などの症状が出る疾患で検査をしても異常が見つかりにくいという特徴があります。 「このまま放っておいても大丈夫かな?」と思わず、すぐに対処していくことが大切です。
当院の自律神経に対する施術とは
人は栄養・休養・運動の3つのバランスを保つことで健康という状態を保つ事が出来ます。
では、皆さんはいかがでしょうか?
仕事で遅くなってしまい夜中にご飯を食べたり、朝ご飯を食べなかったり、加工食品や油っぽいものを食べていたりと栄養面でもこれで挙げられます。
休養面では、寝不足の方が多いのではないでしょうか?だいたい睡眠時間は6~7時間が理想と言われています。毎日湯船にゆっくり使って入浴できていますか?シャワーでササっという方多いのではないでしょうか?
そして、運動面ですが、休日は寝ていることが多い方もいるでしょう。また、予定があり運動する時間がない、普段、車移動が多い、そんな方もいると思います。
これらを全て改善することは正直厳しいと思います。
そこで、当院で自律神経失調症に行っている施術は『全調整鍼』という鍼施術です。
その施術を受けるとどう軽減するのか
ここで身体全体を家だと例えます。柱が骨格です。自律神経失調症の各症状は家の壁がボロボロ崩れてきている状態だと考えて下さい。地面、地盤が体質に当たります。
いくら、壁の補修をしても柱が傾いていてはすぐに崩れてしまいます。しかし、その柱が立っている地面がガタガタでは柱をいくら真っ直ぐにしても、すぐに傾き壁が崩れてしまいます。
要するに壁をしっかり修復するには地面から直す必要があります。
これを身体に話を戻すと体質から変えるということになります。
それを行うのが『全調整鍼』です。
『全調整鍼』ではまず、お腹もしくは背中で身体のどの部分が悪いか触診をします。
その結果に基づき、手足のツボに鍼を刺します。鍼を刺したまますこしそのままにします。その後鍼を抜き、首や肩、腰など局所に鍼をうちます。
『全調整鍼』を行うことで全身の気の流れを整えます。全身の気の流れを整えることで自己治癒力が回復します。このことにより体質が変化します。
施術頻度はどのくらいか
基本的には週に1回、この『全調整鍼』を行います。
症状の重い方や、最初の頃は、週2回行っていきます。
1回でも効果を感じる方はいらっしゃいますが、大体10回くらい施術することで体質が変化してきます。15~30回行うことで体質が安定し、自律神経失調症の症状が軽減されるでしょう。
なので、期間でお話すると、3~6ヶ月となります。
『全調整鍼』以外の手技療法、温熱療法、電気療法、矯正施術にも自律神経を整える効果はあります。『全調整鍼』を行わない日もこのような施術を組み合わせることで早期で軽減を目指しています。